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スギ

このページでは、建材に使われる杉について調べています。

建材に使われる杉の主な産地

杉は日本全国に産地のある木。戦後に政府が積極的に植林を進めた経緯があり、春になるとその花粉に悩まされる人が続出することでも、良く知られています。

産地により種類がありますが、日本三大美林のひとつ奈良県吉野の林から採れる「吉野杉」は、そのブランド力の高さが有名。ほかに森林備蓄量が多いと言われる新潟県の「越後杉」も、積雪に耐えうる強度としなやかさを持つ良質の木材として、注目を集めています。

木材・建材としてのスギの特徴

杉の年輪 杉の木目

スギは非常に柔らかいという特性があります。角材にも板材にも加工しやすく、それほど経験のない職人にとっても扱いやすいため、古くから建材として活用されてきた歴史があるのです。ただしその柔らかさゆえ、表面に傷が付きやすいという弱点もあります。

スギの木目は直線的。脂気が少ないという特徴もあります。また独特の芳香を放つことでも知られており、日本酒の中にはわざわざスギの樽に漬けることで、香り付けを行うものもあるほどです。

木の家でスギはどのように使われているか

スギは木造住宅の中で、構造材から造作材にまで幅広く用いられています。ただし柔らかい木材なので、柱などに用いるよりは羽目板や建具材、そして天井板などに活用することで真価を発揮するでしょう。ただし表面が傷つきやすいので「わずかな傷でも気になる」という人は、表立った場所への使用を避ける方が無難かもしれません。

スギはまっすぐに伸びる木なので、割り箸づくりにも活用されています。この特性を活かして家具作りに活用するのも、一案です。

スギの価格相場はいくら?

スギは供給量が安定しているため、木材の中でもリーズナブルな価格を実現することで知られています。

1立方メートル分の体積による価格(立米単価)は30万円台なので、予算に余裕のない人の強い味方になってくれそう。なおブランド杉や米国産スギの値段は、若干お高めです。

スギで家を建てるメリット

比較的安価でバランスが良い

スギは古くから日本建築に採用されている、代表的な建材です。全国どこでも入手しやすいため、安価で施工に使えます。すぐ(直)と名前の由来となっているだけにまっすぐで扱いやすく、加工性にも優れているのがメリットです。

空気を多く含んでいるため柔らかく、温かみがあります。フローリングは素足で踏んでも暖かくて気持ちがいいので、靴を脱いで家に上がる日本の生活様式にぴったりです。

調湿作用や断熱性に優れている

スギは空気を含みやすいため、他の木材に比べて調湿作用が強いのが特徴です。湿気の多い時期は水分を取り込み、乾燥しやすい時期は水分を放出します。どんな時期でも快適に過ごせるよう働きかけてくれるのがメリットです。日本のジメジメとした梅雨の季節も、スギを使った家なら不快感なく過ごせるでしょう。

同じ理由で、スギは高い断熱性を実現してくれます。スギは温度変化が少ないため夏は涼しく、冬は暖かく過ごしやすい空間を作れるでしょう。

塗装ができる

スギはメンテナンスをしっかり行えば、塗装することもできます。シリコン塗料のように通常の塗料で塗り替えるのも良いですが、木目の良さを活かしつつ塗装したい場合はオイルステイン料の塗料を塗るのも良いでしょう。木材に染み込んで着色させていくので、木目を隠さずスギの良さを発揮できます。

スギで家を建てるデメリット

傷がつきやすい

柔らかく温かみがあることがスギのメリットではありますが、その柔らかさゆえに傷がつきやすいのがデメリットです。物を落としてしまうだけで、傷がついてしまうこともあります。

ただし、傷も味として受け入れられる方には一概にデメリットとは言えないでしょう。また、壁や床の傷は家の不動産価値として悪い影響はほとんどないので、その点は安心できます。

隙間ができやすい

見落としがちなデメリットが、隙間ができやすい点です。雨季にスギを使った家を建てた際、乾季になると乾くことで隙間ができてしまうことがあります。あらかじめ、設計士や大工の方に相談したうえで施工すれば対策できるでしょう。

合板よりも割高

スギの価格はブランドで知られるものもあり、高級品もあります。ブランド品でなくてもそれなりに高品質の杉材は多くありますが、それでも合板よりも割高になるのがコスト面でネックです。工務店などに相談し、質もコストも納得できるスギ材がないか探してみるのが良いでしょう。

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※1 愛媛県新居浜、北海道紋別、宮崎県日向、和歌山県龍神ほか。参照元:住友林業公式サイト(https://sfc.jp/information/company/jigyou/sanrin/)より。

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