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お子さんがいらっしゃる方は、注文住宅を建てる際、子育てがしやすいかどうかをしっかりと検討することでしょう。この記事では、子育てがしやすい注文住宅のポイントや間取りのアイディアを紹介します。
子育てしやすい家づくりにおいては、つぎの5つがポイントになります。
乳幼児から小学校低学年くらいのお子さんは、リビングで過ごす時間が長いのではないでしょうか。子供部屋があったとしても、リビングで遊んだり宿題をしたりするお子さんも多くいらっしゃいます。キッチンからリビングが見えるような配置にすることで、食事の準備や片付けをしている間も、お子さんの様子を確認したりコミュニケーションを取ったりすることが可能になります。お子さんだけでなく、夫婦間のコミュニケーションも取りやすくなるでしょう。
リビングの横に和室を配置するのも、子育て世帯にとってはとても役立つ場合があります。たとえば夜泣きをする時期には、和室を仮眠部屋として使うことが考えられます。夫婦のどちらかが遅く帰ってきたとしても、寝室とは別に仮眠部屋があれば、赤ちゃんを起こすことなく睡眠をとることが可能です。また、和室をキッズスペースとして使うのもよいでしょう。リビングにおもちゃを広げると整理整頓が難しくなってしまいますが、子供用の空間があれば生活にメリハリをつけることができます。お子さんが大きくなったら、和室を来客用のスペースとして使うこともできます。
バスルームや洗面所が広いことも、子育てしやすい家づくりのポイントです。バスルームが広いと、お子さんと一緒に入浴しやすくなります。お風呂の時間を短縮できたり必要以上に体力を消耗したりしないことは、暮らしやすさに直結するでしょう。浴室・ユニットバスタイプともに、1坪以上あると便利です。また、洗面所が広いと、朝の時間のストレスの軽減につながるでしょう。2人並んで準備できるくらいのスペースがあれば、洗面所でお子さんに歯磨きや着替えを教えたりすることもできるでしょう。
リビングを真ん中に配置することで、常に親御さんの目がお子さんに届くようになります。お子さんが小さいときには、子供部屋ではなくリビングで遊びや勉強をすることも多いでしょう。家事をしながらお子さんとコミュニケーションを取れるようになります。ただ、リビングが真ん中にあると、リビングに物が溢れてしまいがちです。リビングを真ん中に配置するときには、収納スペースをしっかりと確保するとよいでしょう。
お子さんの成長に合わせて間取りを変更できることも、子育てしやすい家づくりのポイントになります。お子さんが小さいときには、リビングで過ごす時間が多かったり、家族揃って食事をとれたりと、生活する時間帯に大きなズレがないかもしれません。お子さんが大きくなってくると、それぞれの部屋で過ごすことが多くなったり、出かける時間や帰宅時間がバラバラになったりしてきます。家族の暮らし方の変化に合わせて、間取りが変更できると非常に便利です。
お子さんが小さい間は、親子が一緒に過ごせる空間や、お子さんの荷物を置けるスペースを確保することが大切です。以下の4つの間取りのアイディアを、ぜひ参考にしてみてください。
小さなお子さんがいる場合、リビングやダイニングを広めに作ると、子育てがしやすくなるでしょう。お子さんが小さいうちは、リビングやダイニングで遊んだり宿題をしたりすることも多いものです。リビングやダイニングを見渡せるようにキッチンを配置すれば、家事をしながらお子さんの様子を確認することができます。また、リビングやダイニングの隣に和室を配置するのも便利です。お子さんのお昼寝スペースやキッズスペース、ご夫婦の仮眠部屋、来客スペースなどに活用できます。
小さなお子さんがいる家庭では、玄関を広く作ることも子育てしやすくなるアイディアの一つです。小さいお子さんを連れて出かけるときには、荷物が非常に多くなります。ベビーカーやマザーズバッグ、お子さん用の靴や雨具などなど。玄関が広ければ、お出かけの準備がしやすくなります。下駄箱収納を大きくしたり、玄関脇に土足のまま入れるウォークインクローゼットを作ったりすると、より一層便利になるでしょう。
小さなお子さんがいる場合は、飾り棚や大きな収納スペースがあると有効活用できます。飾り棚には、お子さんが作った作品や、季節によっては雛人形や兜飾りなどを飾ることが可能です。大きな収納スペースには、雛人形や兜飾りだけでなく、散らかりがちなおもちゃをしまっておくことができます。注文住宅ならば、設計の際に、飾り棚や収納スペースについて相談してみるとよいでしょう。
リビングを通らなければ2階や3階に上がれない「リビング階段」も、お子さんがいらっしゃるご家庭には人気の間取りです。お子さんは子供部屋とリビングとを行き来しやすくなりますし、親御さんはお子さんを見守ることが容易になります。外で遊んで帰ってきたときには、ケガをしていないかや体調に問題がないかなどを自然にチェックしやすくなるでしょう。学校に通うようになっても、朝は必ず朝食をとらせたり、部活や塾からの帰りにまず様子を確認したりと、コミュニケーションを取る機会が増えるでしょう。
小学生から思春期を迎えるくらいのお子さんがいらっしゃる場合は、お子さんだけが使えるスペースや子供部屋をどのように設計するかを検討することが大切です。間取りのアイディアとしては、以下の2つが考えられます。
子供用のスペースを広く確保しておけば、お子さんの成長に合わせて間取りを変更することができます。たとえば、お子さんが小さいうちは兄弟姉妹で広いスペースを共同で使い、自室が必要になるころには本棚で区切って一人ひとりのスペースを確保することが可能です。お子さんが大人になって家を出ていけば、仕切りを移動させて一人当たりのスペースを広く取ることもできます。子供用スペースが不要になれば仕切りを外し、趣味の部屋にしたりお子さんの帰省・来客用の部屋にしたりすることもできます。
ロフトを子供部屋にするのもよいでしょう。ロフトは、家のなかでお子さんがワクワクする場所の一つ。秘密基地ができたみたいに、お子さんたちだけが使える空間になります。親御さんにとっても、吹き抜けや廊下などを通じてお子さんの様子を確認できるため便利です。
ただし、ロフトを作る場合は、お子さんが安全に昇り降りできるように設計することが重要になります。お子さん専用のスペースを確保しつつ、安全に遊べる空間にするには、工務店やハウスメーカーにしっかりと相談するとよいでしょう。
子育てがしやすくなる注文住宅を建てるポイントは、各部屋の配置・広さを工夫することや、お子さんの成長に合わせて間取りを変更できることなどです。施工会社は豊富なノウハウや実績を持っていますので、相談しながら間取りを決めることをオススメします。
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【選定条件】
※2023年6月15日時点、「木の家 茨城」とGoogle検索した際に表示された63社をすべて調査。そのうち、以下の条件を満たす2社を選定。
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※当サイトでの「自然素材」は無垢材や漆喰を指します。
※1参照元:https://suumo.jp/chumon/tn_ibaraki/rn_hinokinoathome/
※2参照元:https://suumo.jp/chumon/koumuten/rn_groundhome/