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このカテゴリでは、木の家を建てるにあたって不安要素になりがちな問題点について、調査しています。
木造住宅には『鉄筋コンクリートに比べると脆いのではないか』というイメージや固定概念が付きまといます。建築後には何十年という時間を過ごす場所ですから、あらゆる問題点に関して対策を講じておきたいものです。
「木造住宅は地震に弱そう」というイメージを持つ人がいるかも?しかし、これまでの大地震で倒壊した木造住宅の多くは、新耐震基準施行以前に建てられた古い家屋です。圧力に強い木造住宅は、むしろ高い耐震性を誇ります。
茨城県は、台風の影響を受けやすい地域。2015年には、台風で多くの家屋が半壊しました。また2009年に竜ヶ崎市で発生した竜巻により、被害を受けた家屋も多かったようです。屋根などの強度が高い住宅でも、基礎がしっかりしていないと、下から巻き上げる強風によりダメージを受けます。家づくりの際は台風対策も視野に入れましょう。
茨城県では台風以外にも、集中豪雨による影響で、大きな水害が発生しています。2015年には常総市で大きな水害が起こり、甚大な被害をもたらしました。最も大切なのは「浸水を防ぐこと」。床上にまで水が浸入してきてしまうと、住宅が生活の場として機能しなくなってしまいます。家づくりの際は水害についても対策を講じる必要がありそうです。
残念ながら「木の家は腐らない!」と言い切ることはできません。その原因となるのは『木材腐朽菌』です。この菌はカビと仲良しなので、要注意。木造住宅に住む以上は、菌の繁殖しにくい環境を実現する必要があるのです。
シロアリは家屋内部で繁殖し、やがては家全体を倒壊させるほどの悪影響を与える害虫です。一家づくりの際はその対策をきちんと講じる必要あり。その生態には水分が必要不可欠のため、湿気の管理には特に気を配る必要があります。せっかく構造がしっかりとしていても、シロアリに痛めつけられた家屋は、自然災害で簡単に倒壊してしまいますよ。
「木の家って冬は寒そう…」、そんなイメージが定着しているのは、なぜなのでしょうか。これはすきま風が入る、古い日本家屋での滞在や生活の経験からくる、固定概念なのではないかと思います。
木の家は燃えやすいのでは…?というイメージを抱きがちですが、木造建築で家を建てるには耐火基準をクリアしなければならないため、一概に木の家が燃えやすいとは言えません。木造でも耐火性に優れた木材の種類選べば、火災に強い家づくりが叶います。
木の家が結露しにくいといわれる理由は、木材には調湿性能があるから。空気中の水分を吸ったり放出したりすることで、室内に結露ができにくい環境を作ってくれるのです。結露を防ぐには、無垢材を選ぶことが大切。さらに窓を二重サッシなどにすることで対策ができます。
住まいに使用される木材から花粉が出ることはないため、花粉症のひどい方が木の家の住んでも問題ありません。ただし、天然の木の成分が原因でアレルギーが現れる可能性もあるため、何らかのアレルギーを抱えている方は使用する樹種についても確認を行うとよいでしょう。
近年人気の無垢フローリングですが、メンテナンスが大変そうというイメージを持つ方も多いでしょう。実際にはオイル塗装は半年から1年に1回程度。日常のお手入れは掃除機と乾拭きをするだけでよいので、メンテナンスはそれほど難しくありません。
木造住宅の耐用年数は30年程度です。しかし、30年を超えれば住めなくなるというわけではありません。実は平均的な木造住宅の寿命は30~80年とされています。これは設計法や日々のメンテナンスの違いによるものです。こまめにメンテナンスを行っていれば、長く住むことが出来ます。こまめな掃除、定期点検、定期メンテナンスなどを行いましょう。
木造住宅の遮音性は、鉄筋コンクリート造住宅に及びません。ただし、気密性の向上とともに、木造住宅の遮音性も高くなっています。窓に工夫を凝らす、フローリングの下地にこだわるなどすれば、木造住宅でも騒音が気になりにくい生活環境を構築することは可能です。防音対策を含め、木造住宅の遮音性について解説します。
雨漏りは木造だけでなく、鉄筋コンクリートや鉄骨造でも起こり得ることです。しかし木造住宅を建てた後にもし雨漏りが起きたらどうするべきか、対策法を知っておくといざというときに役立ちます。木造住宅で雨漏りが起こる原因と自分でできる対策法について解説します。
木造住宅で発生する家鳴りは、新築か古い家かで異なります。誰もいないはずの場所から急に音が鳴ると怪奇現象でも起こっているのかと不安になりますが、家鳴りはどんな家であっても発生するものです。原因を突き止め、正しい対策を施しましょう。ここでは木造住宅で家鳴りが起こる原因と対処法を紹介します。
上記の問題点に共通しているのは「木造住宅だからと言って、リスクが高まるわけではない」ということ。
大切なのは、事前に建設会社と話し合いを重ね、きちんと対策を講じておくことです。
そのためにも、ぜひ本カテゴリのページ内容を確認してくださいね。
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【選定条件】
※2023年6月15日時点、「木の家 茨城」とGoogle検索した際に表示された63社をすべて調査。そのうち、以下の条件を満たす2社を選定。
・耐震等級3相当に対応している
・長期優良住宅に対応している
・構造材、床材、壁材すべて自然素材(※)を使用できる
・施工エリアを公式サイトに記載している
※当サイトでの「自然素材」は無垢材や漆喰を指します。
※1参照元:https://suumo.jp/chumon/tn_ibaraki/rn_hinokinoathome/
※2参照元:https://suumo.jp/chumon/koumuten/rn_groundhome/